さよなら異型信号機『UFO型信号機』
最近インターネットで
話題となっている
異型信号機をご存知だろうか
その名もUFO型信号機
正式には懸垂型信号機という
この信号機が存在する
県がある。それは宮城県
※ごく僅かに群馬県と愛知県でも設置されたよう
今回の場所はこちら
私がこの存在が貴重だと
知ったのは2019/02/24の
河北新聞の記事
内容を簡単に説明すると
- 5年以内に全て撤去
- 現存数は22基
- 1979〜1986年に県内に多く設置
というもの
参考記事
(https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190224_13022.html)
私にとって馴染みの深いこの信号機
エピソードを添えながら
存在を写真と動画で
振り返っていこうと思う
私なりにこの信号機に
ついて調べて考察してみる
この信号機はいわゆる
LED化される前の形式
電球型である
時代の流れとともに
歩行者信号機の青が
色覚弱者の方には
認識がしにくい等の
理由からLED化される等の
なんらかの措置が取られてきた
また普段から使っていた
私の感想としては
歩行者信号がかなり見にくい
と感じていた。
原因としては
構造上の問題
中央部が空いており
空が見える構造
そのため太陽の光と
被ると眩しさで何も
見えない。
自動車信号で判断するしか
方法はなく、時には危険だった。
また写真のように天気が良いと
電球の光量では弱く
認識がしにくい。
このように歩行者の視認性
という観点からは
改善の余地ありの個体だった
ように思う。
逆に調べていくとメリットも
浮かび上がってくる
正式名称を1番はじめに
お伝えした事を覚えているだろうか
懸垂型信号機
これは、道幅が狭い
住宅街等において
かなりのメリットがある。
それは支柱の本数
この写真を見てほしい
4方向(写真はT字路の為3方向)
に信号を表示するのに
支柱が1つで済んでいることに
お気づきだろうか。
住宅街のような生活道路が
多い地区は元々の道幅が
狭い。その為信号機用に
場所を確保するのが困難
又は確保できても
歩行者用の場所が無くなって
しまうこともある
現に写真の場所も道路の真ん中に
白線がない対面通行道路となっている
幅員がほとんど存在しないことも
お分かりだろうか。
ここまでくれば支柱が1つで済む
メリットが大きいことがわかると思う。
それに加えて宮城県は車社会
あのような道路でもかなりの
交通量、そして路線バスの路線
になっており信号機の必要性が高い
このような土地柄から
メリットが大きいと判断され
宮城県に多くUFO型が
設置されたのではないかと
考えられる
今後の展開予想
ここで1つ画像を
見ていただきたい
※画像はTwitterのフォロワーさん
しょう(@LA___EP3 )さんより
使用許可を頂き使用しています。
この度はありがとうございます。
同型機と思われる個体
こちらはLED化されているよう
見比べてみよう
形は似ているものの
枠部分が一体化していない
など細部に違いは見られる
しかしLED化のお陰で
逆光等で見えにくいという
心配は無さそう
そして最大のメリットである
支柱が一本で省スペースな点も
健在である様子が伺える
今後このようにLED化によって
撤去を免れてほしい気持ちで
いっぱいだが
発表によると交通量を規制し
『止まれ』の標識に
置き換える方針らしい。
どうにか全撤去は
免れてほしいものである
映像はこちらから↓
この異型信号機に関する
情報や写真があれば教えて
頂けると幸いです。
コメントやメールお待ちしています
どうぞよろしくお願いします