警笛鳴らせ!鳴らさなければ走れない都道
台風の影響で通行止めになっていた
日原街道が解放された
そんな情報を聞いて向かってみた
予想もしなかったのだがこの街道には
現在の道路ではなかなか見られない
幻に近い標識が眠っていたのだった
早速仮復旧した橋が見えてきた
幅3m、重さ11t、1台ずつの規制があるが
奥に進めるようになっていた
鉄板のバコン、ベコンという音に
多少の恐怖を覚えながらも
進める喜びを噛みしめて進む
この道は日原川に沿った都道で
奥にある日原鍾乳洞につながる道らしい
仮復旧中の橋を越えて
少し進むとまた一段と道が狭くなる
何やら工事中の標識も見られて
ここから険しくなるようだと
想像できてしまう
ちょっと気分が上がりながら
車を進めていくと
おや?あれは…
やはり見間違えではなかった!
現役の道路ではかなり珍しい
存在になりつつあり
筆者の中では幻に近いクラス
「警笛ならせ」
の標識である
折角なので間近で観察
比較的綺麗なため近年の設置なのか?
と裏側を見てみるが…
記載は無し
ただ200〇年〇月〇日
と記入ができるように
なっている事を考えると
2000年~2009年の間に
設置されたのではないかという
仮説が成り立つ
つまり綺麗に見えても最長で
設置から約20年が経過している事となる
思わぬ収穫に更にテンションを
上げて進んでいくと
またもや出てきた
この見えるか見えないかの
絶妙な位置に設置されているのが
たまらなく素敵である
もちろん見落とさずしっかりと
警笛を鳴らして進んでいく
なんの気兼ねもなく
警笛を鳴らせる楽しさが
伝わるだろうか?
もちろんそんな想いを持って
運転する人間はごく僅かであるとは思う
ブラインドカーブに加え
道幅も狭いため
対向車に存在を伝えるためなのは
百も承知ではある
そうであっても鳴らしながら走る
その爽快感というものを
ぜひ皆さんにも感じて欲しい